2018年9月4日に四国に上陸した台風21号。
関西空港が浸水、そして連絡橋にタンカーが追突したことで皆さんもご存じかもしれませんが、実は和歌山県こそ甚大な被害を受けていたのです。
写真は日高郡、御坊市の様子ですが、ハウスは潰され、電柱や木も倒れ、多くの家屋も被害を受けました。
農作物の塩害被害
こちらは桃山町の桃の木ですが、強風で折れてしまっています。桃の木はもともと折れやすいのですが、今回の強風で相当な数の桃の木が折れてしまいました。
収穫前の稲もこの通り倒れてしまいました。稲穂は塩害によってくすんだ色に変色してしまっています。塩害により収穫量も相当少なくなりました。
梅の木の塩害被害
梅の木が塩害で枯れてしまっています。台風通過から数日でこのようになってしまいました。特にみなべ町などの沿岸地域などで被害が多かったようです。
こちらは柿の木の様子。収穫前の柿の葉、枝、実が変色してしまっています。
みかんの木の塩害被害
こちらはみかんの木、和歌山といえば、梅とみかんというイメージですが、その両方ともが塩害の被害を受けてしまいました。
そして、まだ9月だというのに山の色は茶色。
台風による塩害がこれほど酷いとは思いませんでした。県内の農林水産業被害の総額は約50億以上。今後はこのような台風被害が起こらないのを祈るばかり。