
THE SECOND ライブツアー2025 今、全盛期の漫才師達 大阪公演
テレビ画面越しに手に汗握った、あの戦い。結成16年以上のベテラン漫才師たちが、そのプライドと生き様をぶつけ合った「THE SECOND 2025」。その興奮と熱気が冷めやらぬまま、ついに彼らがライブの現場へと帰ってきました。
2025年6月7日(土)、大阪「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」。
ここは単なるライブ会場ではありません。人生を懸けてマイクの前に立ち続ける「今、全盛期の漫才師達」が、もっとも輝き、もっとも泥臭く、そして最高に面白い瞬間を証明する場所となります。なぜ、この大阪公演が絶対に見逃せないのか。その理由と魅力を徹底レビューします。
テレビでは伝わりきらない「現場の呼吸」がある
「THE SECOND」という大会が他の賞レースと決定的に異なる点。それは、出場者が全員「ライブの猛者」であるということです。若手が勢いで駆け上がる大会とは異なり、ここには何十年も劇場で客を沸かせ続けてきた「技術」と「経験」があります。
テレビ放送は、あくまで彼らの魅力の一部を切り取ったものに過ぎません。尺の都合でカットされた「間」、CMに入っている間の何気ないトーク、そして観客の反応を見て瞬時にネタを微調整する熟練の技。これらは、生で見なければ絶対に味わえないものです。
ベテランだからこそ出せる「味わい深い笑い」
彼らの漫才には、単なるボケとツッコミ以上の情報量が詰まっています。そこには、売れなかった日々の苦悩、相方との複雑な関係性、それでも舞台に立ち続けた意地。そうした「人間ドラマ」が笑いの裏側に滲み出ているからこそ、THE SECONDの漫才は泣けるほどに面白いのです。
このツアーでは、賞レース特有の張り詰めた緊張感からは解放されつつも、「全盛期」を証明しようとする圧倒的なパワーが炸裂します。テレビの何倍もの熱量を、直接肌で感じました。
聖地 大阪で開催される意味と「WWホール」の魔力
今回、大阪公演の会場となる「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」は、大阪城公園の緑豊かなロケーションに位置する、非常に上質なエンターテインメント空間です。
WWホールの魅力
キャパシティは約1100席。漫才を見るには「広すぎず、狭すぎない」絶妙なサイズ感です。演者の表情や汗まで肉眼で捉えられる距離感でありながら、1000人規模の笑いが一気に爆発した時の「うねり」は、ドームやアリーナでは体験できない一体感を生み出します。
音響設備も最新鋭であり、ベテラン漫才師たちの「言葉の機微」や「絶妙な声のトーン」を余すところなく客席に届けてくれます。
大阪の観客が作る「最高の舞台」
そして何より、開催地が「大阪」であることの重要性は計り知れません。笑いに厳しいと言われる大阪ですが、同時に「面白いもの」に対しては最大級の愛とリスペクトを送る街でもあります。
多くの出演者にとって、大阪はホームグラウンド、あるいはかつて凌ぎを削った戦場です。東京公演とはまた違う、「おかえり」という温かさと、「笑わせてみろ」という心地よいプレッシャーが混在する独特の空気感。この大阪ならではのバイブスが、演者のポテンシャルを極限まで引き出すことは間違いありません。
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2025年6月7日(土)大阪公演の出演者
大阪公演は昼・夕方の2回公演となっており、それぞれの回で出演者が一部異なります。「ザ・ぼんち」のようなレジェンド枠や、大阪ならではの「金属バット」「祇園」などのラインナップにご注目ください。
① 13:00開演の部
トップバッターからトリまで、息つく暇もない濃厚な漫才が続く昼公演のラインナップです。
- ザ・ぼんち
- モンスターエンジン
- 囲碁将棋
- ガクテンソク
- タモンズ
- ななまがり
- 吉田たち
- ツートライブ
- マシンガンズ
- 三拍子
- ハンジロウ
② 16:00開演の部
夕方の部では、独特の世界観を持つ「金属バット」や、劇場番長「タナからイケダ」「祇園」が登場。昼とはまた違った熱気がありますね。
- 囲碁将棋
- ガクテンソク
- タナからイケダ
- タモンズ
- ななまがり
- 吉田たち
- 金属バット
- 祇園
- マシンガンズ
- 三拍子
- ハンジロウ
【総評】テレビを超えた「本物の芸」がここにあった
2025年6月7日、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールでの公演は、単なる「テレビ番組の巡業」という枠を遥かに超えていました。
ザ・ぼんちの年齢を感じさせない圧倒的な熱量、マシンガンズの卓越した会場掌握力、そして金属バットの鋭利な毒。これら全てが大阪という土地の熱気と化学反応を起こし、爆発的な笑いを生み出していました。
特に印象的だったのは、テレビのような制限時間から解放された、自由な漫才の楽しさです。ベテランたちが心から楽しみ、客席とキャッチボールをする姿は、まさに「全盛期」の輝きそのものでした。
これは「おじさんが頑張っている」という感動ストーリーではありません。「熟練のプロの技術がどれほど凄まじいか」を、まざまざと見せつけられた一日。満足度は星5つでは足りません。間違いなく、2025年のベストライブの一つです。

