多加美（たかみ）酒まんじゅうが絶品
和歌山県上富田町にある和菓子店「菓舗 多加美（たかみ）」に行ってきました。多加美さんは昭和56年（1981年）に創業された和菓子店で、当初から「酒まんじゅう」をメインに製造販売されています。店主の田上さんは大手菓子企業で経験を積み、独立してこちらのお店をはじめられました。
夫婦で営んでおられるお店で、「手の感触を大事にしたい」との思いから、酒まんじゅうは全て手作業で作っておられるそうです。また創業以来、味を一切変えていないというこだわり。「美味しい酒まんじゅう」ということで評判になり、小さいお店ながら地元はもちろん、和歌山県外からもこの味を求めて来店される方もおられるそうです。
昭和レトロな店内
お店は昔懐かしい、木造作りで古民家のような佇まい。昭和レトロな雰囲気もあり、実家や親戚の家を思い出すようなイメージです。店内に入るとすぐにショーケースがあり、お客さんも1、2組程度が入れるほどのスペースしかありません。
この日販売されていた商品は酒まんじゅうと古城（こじょう）もなか、三笠の3種類でした。1個から購入できますが、10個入り、15個入り、20個入りなどの箱入りもあり、差し入れや手土産にぴったりだと思いました。
酒まんじゅう
酒まんじゅうは創業以来、味を変えず、添加物も使っていません。また、機械を一切使わず、餡を炊くところから全て手作業で作られているそうです。
酒まんじゅうを食べてみると、酒粕のやわらかい香りがフワッと口中に広がります。このお酒の香りは、生地に麹を練りこんでいるためです。お茶がなくても食べられるほどあっさりとした上品で繊細な味わいに仕上がっています。甘いものが苦手な方でも食べられると評判です。
酒まんじゅう（1個） … 140円
白くやわらかい生地に包まれたあんこは、こしあんと白あんの独自のブレンドで、他店にはマネができない職人技。今までに食べたことがないくらい、絶妙な甘さ加減が美味しくて、すっきりとした後味で子どもも喜んでペロリと食べました。もうひとつ食べたくなる味です。
多加美（たかみ）の酒まんじゅうは、私個人的には「和歌山県で一番美味しい酒まんじゅう」だと思いました。
現在のところ、ネット通販での販売、上富田町のふるさと納税では出品されていないようです。ぜひ全国の皆さんに食べていただきたいのですが。
酒まんじゅうの賞味期限
- 冬場 … 約4日
- 夏場 … 約2日
酒まんじゅうは無添加で作られていますので、賞味期限は短くなっています。冷蔵保存しても硬くならないので、保存方法としては冷蔵保存がおすすめです。
古城もなか
酒まんじゅう以外には、「古城（もなか）もなか」という商品もありました。桜の名所として知られる上富田町市ノ瀬の「龍松山城跡」をモチーフにした和菓子です。中の餡はピンク色です。
古城もなか … 150円（税込）
古城もなかの賞味期限
- 冬場 … 約7日
- 夏場 … 約4日
テレビ取材
多加美は地元では知られている隠れた名店ですが、実はテレビの取材もされているそうです。店内にはたくさんのサイン色紙が飾ってありました。
店内を見渡してみると、貝殻や備長炭も飾ってありました。
駐車場とアクセス
アクセス
多加美へのアクセスは、国道42号線から国道311号線を中辺路方面に向かってくると、左手に「うなぎ 川よし」がある「汗川」交差点を右折して、50mほどのところです。民家のような佇まいですので、見逃さないように注意してください。すぐ近くには「農家イタリアン sorriso （ソリッソ）」さんもあります。
駐車場
多加美には駐車場はありません。近くの道は広くありません。お店の方にどこに駐車したらよいか聞いたところ、お店の前に駐車して、できるだけ短時間で購入する形が良いとのことでした。
お店の詳細情報
| 名称 | 菓舗 多加美（たかみ） |
| 住所 | 〒649-2107 和歌山県西牟婁郡上富田町市ノ瀬1719-2 |
| 電話番号 | 0739-49-0602 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 営業時間 | 9：00～17：00（※売り切れ次第終了） |
| ホームページ | |
| フェイスブック | |
| インスタグラム | |
| ツイッター | |
| 駐車場 | なし |
| 交通アクセス | ■車 阪和自動車道 上富田ICから車で約15分 |
| 支払い方法 | 現金 |
| 備考 | 予約可 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。
