熊野三所大神社(浜の宮王子)熊野九十九王子
和歌山県那智勝浦町にある「熊野三所大神社」に行ってきました。読み方は「くまのさんしょおおみわやしろ」です。世界遺産の補陀洛山寺と隣接しており、「神と仏は一体の存在」とされる神仏習合信仰を見ることができます。 熊野詣で知られる九十九王子のひとつである浜の宮王子の社跡に建っているため、浜の宮大神社とも呼ばれます。
熊野三所権現といわれる熊野那智大社の主祭神の熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)、熊野本宮大社の主祭神の家津御子大神(けつみこのおおかみ)、熊野速玉大社の主祭神の熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)の三神を主祭神とすることが名称の由来とされています。主祭神像三躯は国の重要文化財に指定されています。
浜の宮王子、または渚宮王子、錦浦王子とも呼ばれ、熊野詣の際の中辺路、大辺路、伊勢路の分岐点となっていました。那智山の参拝前にはここで潮垢離を行って、身を清めたといわれています。
渚の森
熊野三所大神社の境内の森は「渚の森」とよばれています。林の中に一つの祠(ほこら)があり、若宮と名付けられており、若宮の社殿と五輪塔があったが、安政の大津波で流失しました。
玉石という「力だめし石」が2つあり、古代の玉石信仰「丸石神」の石ともいわれ中世以降は石を持ち上げて、その重い軽いで願い事の占いをしていたようです。
大きく立派な数本の楠の木が残っています。昔の面影はありませんが、「紀路歌枕抄」にもあり古来和歌によく詠まれた名勝の森です。
ご由緒
古来より、「渚の宮」「浜の宮王子社」「熊野三所権現」と称せられ、補陀洛山寺との神仏習合の形態が余に残り、本殿のすぐ前で参拝ができる数少ない神社です。
欽明天皇廿四年、「浜の宮」に宮殿出現とあり、同三十年、補陀洛観音出現とある(約1,400年前)。尚、天武天皇5年8月に大暴風雨「浜の宮王子社流る」とある。
スポンサーリンク
駐車場
駐車場は補陀洛山寺と同じく「渚の森 駐車場」に止めました。料金は無料で、約20台ほどが止められるようになっており、観光バスも止められるスペースがありました。
神社の詳細情報
名称 | 熊野三所大神社(くまのさんしょおみわやしろ) |
住所 | 〒649-5314 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮350 |
電話番号 | 0735-52-5311(那智勝浦町観光案内所) |
定休日 | |
営業時間 | |
ホームページ | 那智勝浦観光サイト |
フェイスブック | |
インスタグラム | |
ツイッター | |
駐車場 | 無料(渚の森 駐車場:乗用車約20台・身障者用2台・バス2台) |
交通アクセス | ■車 紀勢自動車道 すさみ南ICから車で約70分 ■電車 |
備考 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。