熊野三所神社 白良浜の北側 静かな森の神社
和歌山県白浜町にある神社「熊野三所神社」に行ってきました。こちらの神社は白良浜の北側に突き出た権現崎の付け根の辺りの御船山に鎮座しています。
主祭神は伊弉冊尊、速玉男命、事解男命。摂社として地主神社があり、その祭神は猿田彦命、天宇豆売命（あめのうずめのみこと）。末社の八坂神社の祭神は須佐之男命、稲田姫命。もうひとつの末社の恵比須神社の祭神は恵比須大神。
熊野三所神社は、熊野三山といわれる熊野本宮大社、熊野速玉神社、熊野那智大社の三社をお祀りしています。そのため、こちらにお参りすると、その三社にお参りした事になるそうです。熊野信仰の三社のご利益がいただけるありがたい神社です。
例大祭
例大祭は例年10月16日、10月17日におこなわれます。大小屋台2台、稚児、奉幣者、子供みこし12台などが賑々しく町内を練り歩き神社へお渡りします。
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御朱印
熊野三所神社の御朱印（500円）はこちらになっています。平日は社務所が不在で御朱印がいただけない場合もあるそうですので、御朱印目当てであれば週末がおすすめです。
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火雨塚古墳
熊野三所神社境内には、火雨塚（ひさめづか）古墳という、古墳時代後期の約1400年前（6世紀後半）に御船山東側山麓の平坦地に築造されたと考えられる横穴式石室の古墳があります。直径約10m、高さ約2mの円墳です。
1977年（昭和52年）に石棺蓋石に人名と思われる「大粒」と「部」を略したとみられる線刻が発見されました。和歌山県下でも非常に貴重な古墳で、和歌山県指定文化財に指定されています。
境内
白良浜のすぐ横になりますので、境内の足元は白良浜と同様に白砂の砂浜になっています。地面は砂になっていますので、靴に砂が入りやすいので注意してください。境内は広くゆっくりと散策することができます。
斉明天皇が腰を掛けたと伝わる巨石が御神体として祀られており、それが始まりとされています。後に熊野三所権現を観請し、熊野三山への別宮的存在になったといわれています。また、境内の中には樹齢約800年のクスノキもあります。
御座船奉安庫
昭和4年（1929年）6月1日に昭和天皇が南紀行幸の際に乗船した御座船が置かれている奉安庫です。
生物学者でもあった昭和天皇は、南方熊楠の粘菌研究に関心をもたれ、昭和4年に南紀行幸が実現されました。昭和天皇はこの御座船に乗って四双島、塔ノ島、神島、畠島に上陸おいて御採集をされました。
本殿
本殿の下には斉明天皇が腰かけたとされる「腰掛石」と呼ばれる長方形の磐座があり、本殿の背後には巨大な岩石があります。これにより古来より、熊野三所神社が自然崇拝や巨石信仰の聖地であったことがわかります。明治維新の神仏分離の動きの中で、明治元年、社名を熊野三所神社と改称されました。
おみくじ 初穂料 … 200円
初詣や十日戎には多くの人が来られるそうです。
西宮白浜惠美壽神社
熊野三所神社には西宮白浜恵美壽神社が合祀されています。1月9～11日には「十日戎」も行われており、1月10日には餅まきなどもあるようです。
白良浜側の鳥居
白良浜からも直結していますので、ビーチに寄ったついでにお詣りすることができます。こちらが白良浜側の鳥居になります。白良浜の中央辺りからも小さく見えていると思います。
白良浜まで歩いてすぐになります。
駐車場とアクセス
駐車場は約5台ほど止められるようになっています。16時以降は止められません。駐車場の案内板などはありませんが、県道34号線沿いにあります。ただしこちらは夏の時期は有料になる場合がありますので、夏季に訪れる場合はご注意ください。
白良浜の近くにありますので迷うことなくアクセスできると思いますが、駐車場がわかりにくいので、注意が必要です。
神社の詳細情報
| 名称 | 熊野三所神社（くまのさんしょじんじゃ） |
|---|---|
| 住所 | 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町744 |
| 電話番号 | 0739-43-0558 |
| 拝観料 | 無料 |
| 定休日 | |
| 営業時間 | |
| ホームページ | |
| フェイスブック | |
| インスタグラム | |
| ツイッター | |
| 駐車場 | あり（無料：5台） ※時期により有料の場合あり |
| 交通アクセス | ■車 紀勢自動車道 上富田ICから車で約20分 ■電車・バス |
| 備考 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。
