せち焼き やました 御坊発祥のご当地B級グルメ
和歌山県御坊市の名物B級グルメ「せち焼き」が食べれる「元祖せち焼き やました」に行ってきました。国道42号線から1本に中に入った道路。向かいには西松屋、隣はスーパーデリシャスヒロ御坊店があり、車通りも多い場所。JR御坊駅からも徒歩15分程度なので電車移動でも来れるお店です。
2005年に現在の場所に移転されています。店内は昔ながらの鉄板焼きのお店の風情を残した雰囲気です。和歌山のご当地グルメとしてテレビ取材も多く、有名人(芸能人)のサインもたくさん飾られていました。
せち焼き の作り方
せち焼きやましたではお店のスタッフさんがせち焼きを焼いてくれます。せち焼きとは、焼そばを小麦粉を使わずに玉子だけで固めて、お好み焼きのように仕上げたものです。まずは焼きそばを作り、ある程度炒めたら、真ん中にスペースを空けて、卵を2個入れます。
こちらがいわゆる「せちがう」の状態です。焼きそばと玉子を混ぜた状態。玉子が半熟になりある程固まるまでしばらく両面を焼いていきます。
ミックスせち … 850円
最後にソース、マヨネーズ、鰹節、青のりをかけて完成。見た目はお好み焼きとほとんど見分けがつきませんが、小麦粉を使わず卵で固めてあるので、お好み焼きとは明らかに食感が違います。鉄板の熱で卵に火か通っていくので食べながらも食感が変わっていくのを楽しむことができます。
鉄板で焼けた焼きそばに玉子が相まって、ちょうど焼きそばとお好み焼きの中間のような感じですが、お好み焼きの生地のような食感とは少し違います。ソースは酸味が効いていて美味しくいただきました。お好みですが、ガーリックパウダーを入れて焼いてもらう方もいるようです。
メニュー
メニューはせち焼きと焼きそばだけのシンプルなものになっています。2024年のメニューは上記写真よりも少し値上げになっています。
せち焼きのメニューとしては、イカせち、豚せち、肉(牛)せち、ミックスせち(イカ、豚、肉)の3種類。焼きそばも同様のメニューがあります。他はご飯とドリンクがあります。せち焼きはビールやご飯との相性も抜群です。是非一度お試しください。
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やました と せち焼き の歴史
せち焼き やましたは、初代店主、山下夏子が、昭和30年頃(1955年)に、和歌山県御坊市薗(現在のお店の近辺)でお好み焼き屋(駄菓子屋)をはじめたことに遡ります。
せち焼きが誕生したのは1960年頃。元々駄菓子屋だったお店で鉄板焼きをはじめます。そして、お客さんから「やきそばを、卵でせちごうて」との要望を受けて作ったのが始まりだそうです。
「せちがう」とは御坊弁で無茶苦茶にする、いじめるなどという意味とのこと。「せち焼き」の名前は御坊市の方言からきているのです。現在は、やましたオリジナルの人気メニューとなり、御坊の名物とも言われるまでになりました。
御坊市ではせち焼きやました以外でもせち焼きを食べられるお店はありますが、「せき焼き」はやましたの登録商標(2011年登録)となっており、他店では「せちごうて焼き」などのメニュー名で提供されていることもあります。
駐車場
駐車場はお店の前に5台ほど止められそうです。
まとめ
御坊のご当地B級グルメ「せち焼き」が食べられるお店。せち焼きが食べられるお店といえばやはりこちらの「元祖せち焼き やました」ですので、土日は特に人気となっています。地元も方はもちろん、観光客の方も多く来店されています。
席数も少なめですので、昼のランチタイムは混雑していることも多いです。開店すぐや13時半以降を狙って来店するものいいかもしれません。
やました以外にも御坊市内では何店舗かでせち焼きを食べることができます。朝日堂やJR御坊駅からも歩いていけるBar Agitoなどが有名です。また「せち焼き」はやましたの登録商標ですので、「せちごうて焼き」などの名前になっていることがありますのでご注意ください。
お店の詳細情報
名称 | 元祖 せち焼き やました |
住所 | 〒644-0011 和歌山県御坊市湯川町財部49-12 |
電話番号 | 0738-22-3227 |
定休日 | 火曜日・水曜日 (※売り切れ次第閉店) |
営業時間 | 11:00~15:00 |
ホームページ | 公式ホームページ |
フェイスブック | フェイスブック |
インスタグラム | インスタグラム |
ツイッター | — |
駐車場 | あり(約5台) |
交通アクセス | ■車 湯浅御坊道路 御坊ICから約10分 |
支払い方法 | 現金 |
備考 | 約20席、テイクアウト可 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。