道あかり 特産品販売とランチ
和歌山県広川町の「稲むらの火の館」の前に、2021年7月オープンした「道あかり」。道の駅ではないのですが、広川町の物産販売、飲食施設になります。
1階のカフェコーナーでは、広川町名物の醤油ソフト、塩ミルクソフトを購入することができます。
1階の物産品販売
道あかりの1階のは物産販売となっていて、広川町内の採れたて新鮮な野菜や果物の直売。ジャム、ジュース、アイスクリーム、味噌、干物などの加工品を取り揃えています。広川町を含む有田郡はみかんをはじめとした柑橘類の生産が盛んです。
広川町内で収穫した”じゃばら”を使った加工品や、みかんの香りがする蚊取り線香、ヒノキのエッセンシャルオイルもありました。じゃばらは北山村の特産品としても有名ですね。
他にも、濱口梧陵ゆかりのヤマサ醤油株式会社が広川町限定パッケージで製造された「稲むらの火醤油」などもありました。
濱口梧陵と稲むらの火
濱口梧陵が生まれたのは江戸時代後期の1820年。34歳でヤマサ醤油の7代目社長になり、明治時代初期にかけて活躍した人物です。福沢諭吉や勝海舟などとも交流がありました。和歌山県知事にもなっています。
1854年(安政元年)11月4日、5日の2回にわたって襲った南海大地震の際、偶然故郷の広村(現在の広川町)に戻っていた梧陵は、海水の干き方、井戸水の急退などにより、大津波が来ることを予期しました。梧陵は村民を避難させるため、田んぼに積んであった収穫された稲束(稲むら)に火を投じて急を知らせ高台に避難させ、村民の命を救ったといわれています。
このことを知ったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が「A Living God(生ける神)」として濱口を書物で紹介し、中井常蔵が「稲むらの火」という物語にしました。
稲むらの最中
道あかりには、箕島高校生と共同で開発した「稲むら最中」もお土産品としてありました。目立つパッケージでいいですね。
稲むら最中(みかん・塩) … 1,080円(税込)
稲むらの火の醤油
ヤマサ醤油は、初代濱口儀兵衛は広川町の出身で、紀州和歌山から千葉県銚子に渡り、1645年(正保2年)に創業しました。やはりヤマサ醤油のルーツは醤油発祥の地、和歌山に由来していたのですね。
ヤマサ 稲むらの火 醤油 … 640円(税込)
カフェスペース
道あかりの1階にはカフェスペースもあります。
外にはテラス席もあります。
カフェメニュー
ソフトクリームはしょう油、塩、フレンチバニラがりました。コーヒーやホットスナックも良心的な価格です。夏季限定でかき氷もありました。
2階 レストラン
この投稿をInstagramで見る
道あかりの2階のレストランは2022年1月にオープンしました。同じ広川町にあるほたるの湯と運営が同じだそうです。「稲むらの定食」は、レシピを公募して選ばれた「柚子香る稲むらの味噌豚定食」がメニュー化したものです。
レストラン メニュー
レストランのメニューは他にも地元食材を生かした定食、丼もの、麺類など、メニューも豊富。 稲むら天丼、紀州広川丼、稲むら鉄火丼、道あかり定食などがあります。
駐車場
駐車場は十分なスペースがありました。こちらには8台ほど。
下の写真はお隣の「稲むらの火の館」の駐車場です。こちらにも止めても大丈夫だと思います。合計すると30台以上の台数が止められると思います。
店舗の詳細情報
名称 | 道あかり |
住所 | 〒643-0071 和歌山県有田郡広川町広526 |
電話番号 | 0737-22-3101 |
定休日 | 月曜日 (祝日及び11月5日の「世界津波の日」が月曜日のときは翌平日)及び12月29日~翌年1月4日 ※稲むらの火の館の休館日と同じです。 |
営業時間 | 物産販売・カフェ 10:00~18:00 レストラン ランチ営業 11:00~14:00 ※夜(ご宴会)は、事前予約制 |
ホームページ | 広川町ホームページ |
フェイスブック | |
インスタグラム | 公式インスタグラム |
ツイッター | |
席数 | |
駐車場 | あり |
交通アクセス | ■車 湯浅御坊道路 広川ICから車で約5分 |
支払い方法 | 現金 |
備考 | ランチ予約不可 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。