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補陀洛山寺 世界遺産 千手観音がご本尊 和歌山県那智勝浦町

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)和歌山県那智勝浦町

補陀洛山寺 世界遺産 千手観音がご本尊

和歌山県那智勝浦町にある世界遺産補陀洛山寺に行ってきました。補陀洛山寺は、JR那智駅から徒歩約5分ほどのところにあり、熊野三所大神社(浜の宮王子)に隣接しています。那智権現の七ヶ寺の本願のひとつになります。読み方は「ふだらくさんじ」です。

周辺には同じく世界遺産の熊野那智大社や那智の滝までも車で約10分ほどの距離にあります。観光名所めぐりの際はこちらの補陀洛山寺も併せて参拝される方が多いのではないでしょうか。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)和歌山県那智勝浦町

聞きなれない補陀落(ふだらく)という言葉ですが、これはサンスクリット語(インドや東南アジアで用いられた古代語)で観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳になります。

西国三十三所の第一番札所である青岸渡寺と管理者は同じで、開創も青岸渡寺と同じく、仁徳天皇の御代にインドから熊野に流れ着いたとされる裸形上人(らぎょうしょうにん)です。

世界遺産

境内は国の史跡「熊野三山」の一部となっています。ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には2004年(平成16年)7月に登録されました。

観音の浄土は南方にあるとされていました。そのため、お寺の南側に広がる浜の宮海岸は、平安時代からおよそ千年に渡って南海の果ての観音浄土を目指して渡海上人が、補陀落渡海(ふだらくとかい)に出発した場所となっています。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)世界遺産 和歌山県那智勝浦町

この、補陀洛渡海の出発点であったことが世界遺産の登録につながったのではないかと考えられています。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)世界遺産 和歌山県那智勝浦町

千手観音

補陀洛山寺御本尊の秘仏とされている三貌(さんみゃく)十一面千手千眼観世音菩薩立像です。平安時代後期の作で国の重要文化財に指定されています。普段は見ることができず、撮影もできないので貴重な画像になっています。

ご開帳日:1月27日、5月17日、7月10日

ご開帳は年に3回のみとなっています。ご開帳の時間帯は電話で問い合わせてください。

通常の十一面観音は頭の上に十一面があるそうです。こちら観音様は顔の横に二面あり、頭の上の九面と合わせて十一面となっています。ご尊顔や温雅な表情にも慈徳が伺うことができます。像高は約170cmほどの立像です。

旅行会社のバスツアーなどでは拝観することができたり、特別時期に拝観はできることがあります。

補陀洛渡海(ふだらくとかい)

868年から1722年まで、僧が浜から南海の果てにあるといわれる観音浄土を目指して船出しました。それを「補陀落渡海」といわれます。平安時代から江戸時代までその数は二十数回にのぼったそうです。

補陀落渡海船は、生きながらにして観音浄土を目指すために、約30日分の食糧を積み込んで、船の外から釘を打ちつけて航海に出たといわれています。

補陀洛渡海船(ふだらくとかいせん)

補陀洛渡海船

補陀洛山寺ではその補陀落渡海船の複製が展示されています。那智参詣曼荼羅をもとに平成5年に熊野新聞社 社主の寺本静生氏によって復元されたもので入母屋作りの帆船で四方に発心門、修行門、菩薩門、涅槃門の殯(もがり)の鳥居がある。

道の駅なち 熊野那智世界遺産情報センター

上の写真は道の駅なちに展示されている那智参詣曼荼羅の複製です。

ブラタモリでも放送

2019年4月20日のNHKブラタモリでも熊野の特集として、熊野那智大社、那智の滝に続いて、補陀洛山寺も訪問され紹介されました。

ふだらく水

補陀洛山寺の手水です。ふだらく水と書かれていました。

ふだらく水 補陀洛山寺 和歌山県那智勝浦町

駐車場

駐車場はお寺の隣にある「渚の森 駐車場」に止めました。料金は無料で、約20台ほどが止められるようになっており、観光バスも止められるスペースがありました。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)駐車場

お寺の境内の横と奥にも無料駐車場があるようですので、そちらにも駐車可能です。全て合計すると50台ほど止められると思いますので、よほど混み合わない限りはこちらに駐車できると思います。

お寺の詳細情報

名称 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
Name Fudarakusan Temple
住所 〒649-5314 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348
Adress 348 Hamanomiya, Nachikatsuura-cho, Higashimuro-gun, Wakayama 649-5314, Japan
電話番号 0735-52-2523
定休日  
営業時間 8:30~16:00
ご開帳(千手観音) 1月27日、5月17日、7月10日(詳しくは電話にてご確認ください)
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駐車場 無料(渚の森 駐車場:乗用車約20台・身障者用2台・バス2台)
境内の横と裏にも専用駐車場あり(無料)合計で約30台程度
交通アクセス ■車
紀勢自動車道 すさみ南ICから車で約70分

■電車
JRきのくに線 那智駅から徒歩約3分

備考  

※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。

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