くらとくり もみのき食堂 大自然の中で菜食ランチ&カフェ
和歌山県紀美野町にある米蔵をリノベーションしたスペース「くらとくり」で営業している「もみのき食堂」に行ってきました。くらとくりは紀美野町釜滝地区で13代続く栗農家「紀州マルイチ農園」が中心となって、大正時代に作られた築約90年の旧農協の米蔵を改装して2014年にオープンしました。
現在、くらとくりは紀州マルイチ農園と、もみのき食堂で運営されています。もみのき食堂は菜食ランチなどの自然食レストラン&カフェ。栗、梅、柿などを生産する紀州マルイチ農園が「焼き栗」や「栗ジャム」などの農作物や加工品を販売しています。
「農家の庭先に、ふらっと訪れたような時間を過ごしていただきたい」という思いで運営されているそうです。紀美野町の里山の季節感を感じながらゆっくりと流れる時間を楽しみに多くのお客さんが訪れる人気のお店です。
「くりとくら」という名前ですが、おそらく栗農家と蔵をリノベーションしたことから付けられた名前だと思うのですが、どうしても絵本の「ぐりとぐら」を連想してしまいます(笑)。似ていますので、もしかしたら本当に店名を間違えているかたもおられるかもしれませんね。
店内
店内は木の温もりが感じられる空間になっていました。席数はそれほど多くないので、土日祝などは予約でいっぱいになるそうです。
私たちは土曜日の11時に予約していたのですが、その日も予約でいぱいだったようで、90分の入れ替えのため、予約無しで来られたお客さんは次の案内が14時という感じで、残念ながらほとんどの方が帰られていました。
カウンター席も少しありました。店内入り口には栗が飾られていました。
テラス席
テラス席は約16席ほどありました。子ども用の遊具などもあり、子連れにやさしいお店だと思いました。ちなみに私たちは店内が満席だったため、テラス席に案内されました。予約の際に店内席かテラス席か選べるかもしれませんので、気になる方は予約時に確認してみてください。
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キッズメニュー(そぼろ丼)
子ども用メニューとして豆腐のそぼろ丼(お味噌汁付き)がありました。
そぼろ丼 … 800円(税込)
ランチ
もみのき食堂のランチはおまかせランチ1種類のみです。単品メニューもありませんのでご注意ください。季節やその日によって内容は変わるそうですが、この日はメインに豆腐とじゃがいものハンバーグでした。細かなメニュー(お品書き)は下に写真を載せておきますのでご確認ください。
ランチは肉や卵などの動物性のものを一切使わず、植物性の食材由来にこだわったメニューを提供されています。
おまかせランチ(おやつ付) … 2,000円(税込)
ランチセットドリンク … +300円(税込)
とにかく、色とりどりで綺麗。とにかく地元の野菜をメインに使った植物性の素材だけで作る身体にやさしいランチ。茄子、キュウリ、カボチャ、にんじん、玉ねぎ、バターナッツ、冬瓜、パプリカ、小松菜、モロヘイヤ、オクラなど、数えきれないほどの野菜がふんだんに使われていました。
五穀米入りの五分づきご飯とお味噌汁はおかわり自由でした。それぞれ、味もやさしくて、おいしかったです。がっつり食べたい男子にはちょっと物足りないかもしれませんので、ご飯とお味噌汁をしっかりおかわりしてしのいでください(笑)
デザート(おやつ)
”おやつ”という名の食後のデザート。桃の寒天ゼリーと豆腐と米粉のレモンケーキ、豆乳クリーム、ぶどうでした。
メニュー(お品書き)
来店した時期は9月頃でしたので、メニューには夏の野菜なども多く使われていました。季節によって内容は変わるそうですので、色々な時期に来てみたいですね。
ドリンクメニューはコーヒー、紅茶、ハーブティー、梅シロップなどがありました。ランチセットドリンクを頼んだのですが、コーヒーも美味しかったですね。
平日は15時までの営業ですので、ほぼランチのみといった感じでしょうか。土日祝は17時まで開いていますのでカフェ利用もしやすいと思います。
スタッフさんもやわらかい感じの接客ですごくよかったですし、ランチの提供時間も早かったです。あと、毎月第3月曜日は海南市下津にあるカフェ「Kamogo」に出張ランチもされています。
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トイレ
トイレは店内にはなく、お店を出て左方向に向かいます。階段をおりますので、残念ながらバリアフリーではありません。
この先にあるアンド アムリタ(and Amrita)とういうカレー屋さんと共同のトイレのようです。
周辺の風景
くらとくり(もみのき食堂 )の周辺の景色はこんな感じです。完全なる田舎の田園風景です。こういう気持ちの良い場所で地元の食材を使った菜食ランチが食べられるのは最高ですね。
紀州マルイチ農園について
紀美野町西野の山間部で1711年に開かれた農地を代々受け継ぐ紀州マルイチ農園。江戸時代から13代続く歴史ある農園です。
標高350m。高野山へとつづく深い里山で、お米作りから養蚕、棕櫚栽培、林業まで幅広い農業を営まれてきました。現在は栗、南高梅、柿などをメインに栽培しています。
その農園で、シニア野菜ソムリエの資格を持つ園主の北裕子さんは2010年頃に帰郷後、栗ジャムを作り人気となりました。テレビでも紹介され、1日に約5,000個売れたことがあるそうです。秋には焼き栗も店頭で販売されるそうです。
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予約について
予約は可能ですが、電話または店頭のみでの予約受付となっています。インスタグラム等のDMでは予約できませんのでご注意ください。食事時間は90分の入れ替え制になっています。詳しくは店舗インスタグラムのストーリー(ハイライト)を確認ください。
くりとくら(もみのき食堂)は紀美野町でも相当な人気のお店です。県内はもちろん、土日祝ともなれば県外からも多くのお客さんが来られます。席数も少ないので、ご予約必須かと思います。
ちなみに周辺にはお店がほとんどなく、あったとしても同様に人気店になっていますので、どこも空いていない可能性もあります。是非とも予約して来店してください。
アクセスと周辺施設
くらとくり(もみのき食堂)は阪和道の海南ICから約35分ほどの場所にあります。紀美野町は自然豊かな町で、周辺には人気スポットの「紀美野町のかみふれあい公園」や、和歌山県内でも随一の知名度を誇るパン屋「ドーシェル」などがあります。
他にも紀美野町内には、飲食店ではイタリアンの「ステラ―ト」、フランス料理の「chezみなみ」、ジェラートの「キミノーカ」、など和歌山県民なら一度は聞いたことがある名店揃いです。紀美野町に来られた際にはこれらのお店も是非チェックしてみてください。
駐車場
駐車場は店舗と少し離れた場所にあります。上の写真の看板はあくまで店舗の場所を教えてくれているだけで、駐車場は店舗の少し東にあります。お店の近くにパッと見ると駐車場に見えるようなスペースがありますが、そちらは別の方の私有地ですので、絶対に車を止めないでください。
上の写真が駐車場の目印になります、海南方面から来られた場合は左折して入ります。駐車場は広く、20台くらいが止められるようになっていました。
お店の詳細情報
名称 | くらとくり もみのき食堂 |
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住所 | 〒640-1252 和歌山県海草郡紀美野町西野685-4 |
電話番号 | 073-499-5580 |
定休日 | 火曜日・水曜日・第3月曜日 |
営業時間 | 月・木・金 11:30~15:00 土・日・祝 11:00~17:00 |
席数 | 約30席(テラス席あり) |
ホームページ | 公式ホームページ |
フェイスブック | 公式フェイスブック |
インスタグラム | 公式インスタグラム |
ツイッター | |
駐車場 | 無料(約20台) |
交通アクセス | ■車 阪和自動車道 海南ICから車で約35分 阪和自動車道 海南東ICから車で約25分 |
支払い方法 | 現金、クレジット、電子マネー、PayPay |
予約 | 可能(電話のみ受付、※DM不可) |
備考 | 乳幼児OK、ベビーカー入店OK |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。