道の駅 紀州備長炭記念公園
和歌山県田辺市秋津川にある「道の駅 紀州備長炭記念公園」に行ってきました。田辺市秋津川は紀州備長炭発祥の地といわれており、この道の駅にも炭焼き窯が併設されています。炭の製法は遣唐使として唐に渡った空海が仏典とともに炭焼き技術を日本に持ち帰り、それが各地に伝わったと言われています。
売店
売店では備長炭グッズをはじめ田辺市の特産品やお土産物、農産物などが並んでいました。
備長炭風鈴、備長炭マドラー、はしおき、浄水用の備長炭など、たくさんのグッズが並びます。備長炭の量り売りもありました。
喫茶 備長の郷
売店の横には喫茶店も併設されています。こちらでは備長炭を使ったメニューが食べられるようになっています。
店内の様子はこのような感じです。木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気の喫茶店です。
備長炭コーヒー
備長炭コーヒー … 360円
こちらは備長炭アイスコーヒーです。備長炭が持つ浄水の性質を生かし、備長炭でろ過した澄んだ水で丁寧に淹れられたコーヒー。備長炭のマドラーが付いてきますのでゆっくりとかき混ぜて、雰囲気を味わいながらコーヒーの香りを味を楽しみます。
備長炭ラーメン
備長炭ラーメン … 660円
備長炭の粉末を練りこんだ黒い麺に昔懐かしい醤油ベースのあっさりとしたスープを合わせた備長炭ラーメン。やわらかめの喉ごしの良い麺はツルツルとしていて食べやすく仕上がっています。チャーシュー、わかめ、もやし、たまご、かまぼこがトッピングされていました。お店でも人気ナンバーワンだそうです。
他にも炭を使った「お蕎麦」や、備長炭パウダーを生地に練り込み、白あんを挟んで焼き上げた「炭ケーキ」などのメニューもありました。
紀州備長炭発見館
売店の横の紀州備長炭発見館では木炭の歴史と文化、科学、製法などが展示されています。入場料は有料となっていますので、金額は記事の一番下に記載しています。
紀州備長炭発見館の前には「備長炭風鈴」がありました。風情があっていいですね。紀州備長炭の品質の高い炭は硬度も高くて、炭同士が当たると「キンキン」と澄んだ高い音が鳴るのが特徴です。
館内に入ってすぐにあったのは「炭焼きさんのくらし」です。昔はこういうふうにして備長炭を焼いていたんですね。
備長炭の木琴(炭琴)
紀州備長炭は鋼鉄よりも硬く、叩くと鉄琴よりも温かく澄んだきれいな音がします。また、備長炭は湿気を吸収するため、年月とともに音程が変わります。そのため炭琴(たんきん)は調律が難しいデリケートな楽器だそうです。
備長炭の製炭道具も展示されていました。窯入れや窯出しは熱い中での作業になるので長い柄の道具を使うようです。
備長炭は鋼鉄よりも硬い硬度20度。世界一硬い炭なんですね。原木にウバメガシを使うことと、最後に練らしといって約1,000℃の高温で焼き上げるのが紀州備長炭の特徴です。出来上がった備長炭は火を付けても無臭で燃焼時間が長く、火力も安定しているので、プロの料理人が好んで使うわけなんです。
紀州備長炭でBBQ
道の駅 備長炭記念公園では紀州備長炭を使ってBBQを楽しむことができます。雨天でも楽しめる全天候型屋根つきバーベキュー場です。
BBQ料金・営業時間〈営業期間4月~10月〉
おまかせコース
お一人様 … 2時間 3,000円+税(3歳以上)
国産牛・豚・鶏セット、ウインナー、野菜7品、ライス、タレ、麦茶
持ち込みコース
お一人様 … 2時間 800円+税(3歳以上)
タレ用紙皿、紙コップ、割り箸、紙おしぼりは用意あり。
- 延長 1テーブルにつき1,000円+税 / 1時間
- おまかせコースでも持ち込み可能。
- 3歳未満は無料
- 自販機あり、包丁まな板などの調理道具は貸出あり。
- ゴミはお持ち帰り。ゴミの片付けを希望の場合は1テーブルにつき500円+税
スポットの詳細情報
名称 | 道の駅 備長炭記念公園 |
住所 | 〒646-0102 和歌山県田辺市秋津川1491-1 |
電話番号 | 0739-36-0226 |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 9:00~17:00 12月~3月は9:00~16:00 |
料金 | ■紀州備長炭発見館 大人:220円 小人:110円 団体(20名以上) 大人:170円 小人:70円 |
ホームページ | ホームページ |
フェイスブック | フェイスブックページ |
インスタグラム | — |
ツイッター | — |
駐車場 | あり(無料) |
交通アクセス | ■車 阪和自動車道 南紀田辺ICより約20分 |
支払い方法 | 現金、PayPay |
備考 |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。