かえる橋と印南駅のカエル 和歌山県印南町
和歌山県日高郡印南町のJR印南駅のほど近くにある「かえる橋」をご存知でしょうか?名前のとおり、かえるをテーマにしたユニークな橋です。こちらの大きい橋がかえる大橋です。
かえる橋の名前の由来は、努力、忍耐、飛躍を象徴する小野道風の「柳に跳びつくかえる」をイメージして、「考える」「人をかえる」「町をかえる」「古里へかる」「栄える」の5つの”かえる”にかけて名付けられました。
かえる橋は1995年3月に総事業費9億3,500万円をかけて作られました。印南町は、1億円事業として人材育成のため「かえる基金」を創設し、1994年に「地域づくり推進事業」を財源にかえる橋が建設されました。
カエルの像も置かれています。すぐ横には「かえる小橋」があります。また、近くの郵便局のポストの上にもカエルがいます。印南町はこのカエルをイメージキャラクターとしてカエルの町になっています。
ただ、このかえる橋のユニークなデザインは“やってはいけない橋梁デザイン”として景観学の講義で出てくるというにわかな噂もあります。負の遺産(失敗策)にならないことを祈りましょう。
JR印南駅
2019年に改修された印南駅。印南駅は特急くろしおが停車しない無人駅ですが、リニューアルされて注目されています。
ナニコレ珍百景にも登録されました
駅舎の中にはカエルのオブジェが6体ありました。作者の松下太紀さんによれば6カエル(むかえる)の気持ちで過ごせるようにという思いからだそうです。若干不思議な空気も漂っていますが、これぞ“アート”ではないでしょうか。
オーバーオールをオシャレに着こなしたカエルがイスに座っています。目が合うとちょっと怖いような気もします。 JRきのくに線の列車と駅舎、沿線地域を舞台に展開するアートプロジェクト「紀の国トレイナート」でもアート作品などが展示されました。
外の景色を眺めているカエル。こういうオブジェがあるだけでなんだか楽しくなると思います。
駅舎内にいわゆる「ストリートピアノ」が置いてありました。町内保育園統合を機に不要となったピアノが設置されたとのこと。定期的にコンサートも開催されているようです。この日も子どもたちがピアノを弾いていました。
そういうこともあって”音楽とアートが楽しめる和歌山の小さな駅”として2019年5月19日のテレビ朝日系「ナニコレ珍百景」で珍百景に登録されました。
空から撮影されたかえる橋の写真も展示されていました。
パンダくろしお
印南駅で写真を撮っていたら偶然にも「パンダくろしお」が通りました。1日に運行する数が限定されているので、和歌山県民にとっても嬉しい瞬間です。
まとめ
かえる橋だけでなく、2019年からは印南駅も新しい観光スポットとして増えました。有名な観光地が少ない印南町ですが、無人駅でのんびりしてみるものいいかもしれません。かえる橋や郵便局も印南駅からすぐ近くですので印南駅の駐車場に車を止めて散策してみるのはいかがでしょうか。
スポットの詳細情報
名称 | かえる橋(かえる大橋) |
住所 | 〒649-1534 和歌山県日高郡印南町 |
電話番号 | 0738-42-1736(印南町) |
定休日 | — |
営業時間 | — |
ホームページ | ホームページ |
フェイスブック | — |
インスタグラム | — |
ツイッター | — |
駐車場 | 印南駅に駐車場あり(無料) |
交通アクセス | ■車 阪和自動車道 印南ICから約5分 |
備考 | — |
※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。